2009年09月27日

在庫管理による正しいコスト削減


在庫とは何でしょう。


販売商品の在庫製造途中の仕掛品在庫
製造に必要な原材料の在庫などが挙げられます。

バランスシート上、在庫は資産として計上されます。


在庫は資産であっても費用ではありません

では、在庫という資産を増やしてはいけないのでしょうか。


在庫がすべて売れ筋商品であるならば、
在庫が多くても問題は少ないでしょう。


しかし、在庫不良品で占められていたらどうでしょう。


不良品とは、売れ残り商品で劣化したもの、
季節はずれや流行遅れのものなどで割引販売するか、
廃棄しなければならないようなもの
を指しています。

不良品の在庫には資産価値はありません

こうしたものが大量に発生したら大きな損失となります。

例えば、ニットやコートなどの冬物衣料は春になれば
売り場から撤去しなければなりません。

売れ残った商品は割引セールされ、
それでも売れないものはさらに割引セールされます。

もはや、当初の値段での販売は望むことができません。

単なる季節はずれ商品であれば、
来年また販売すればよいのでしょうが、

そのような商品が大量にあった場合、
それをストックするスペースの手配もコストがかかります。

バックヤードや倉庫スペースが十分に空いている
というなら別ですが、
スペースは無限にあるものではありません。

商品は単に積んでおけばよいというものではなく、
常にどこに何がいくつどういう状態であるかが
分からなければなりません。


そこで、販売計画に合わせて商品を仕入れたり、
製品を製造するわけですが、
見込み違いにより過剰在庫が発生するのです。

販売環境は日々刻々と変化しています。

昨日まで売れていたものが今日から急に売れなくなる
ということもあります。


在庫を必要以上に保有しているということは、
ここで紹介したようなリスクを高める要因、

すなわち企業にとって

  過剰在庫はムダなコストを発生させる要因となる

のです。


では、在庫は少なければ少ないほどいいのでしょうか?

当然ですが、答えはノーです。


少し極端な例ですが、多くの来客が期待でき、
ニットの売り上げも100 万円分以上期待できる日に、
過剰在庫のリスクを恐れて30 万円分しか仕入れていない場合を
考えてみれば一目瞭然でしょう。

この場合、

30 万円分を販売したところで品切れになってしまい、
結果的に70 万円以上の売上を上げる機会を損失している
ことになります。


このように、

  過少在庫は貴重な販売機会の損失をもたらす要因となる

のです。



正しいコスト削減とは、『利益を生まない活動』から生じる
コストを対象にしてコスト削減を図る、ということをいいます。


このため、過剰在庫在庫管理におけるコスト削減に取り組む際に
解決しなければならない問題
です。


実は、この正しいコスト削減には、
もう一つ重要な意味が含まれています。


それは、『利益を生む活動』に対する適正なコストを
コスト削減の対象としてはいけない
、ということです。


ですから、

正しいコスト削減とは、

利益を生み出さない活動から発生するコストについては
コスト削減を図り、

利益を生む活動に対しては適正なコストを投資すること


すなわち

正しいコスト削減とは、経営資源の適正配分を実現すること

といえるのです。


この視点から考えると、過少在庫もまた、過剰在庫と同様に
「コスト削減への取り組みの対象とすべき問題」である
ことが分かります。


このように、在庫量は多すぎても、少なすぎても
正しいコスト削減を実現しているとはいえない
のです。


したがって、在庫管理におけるコスト削減の究極の姿は、

過剰在庫や過少在庫に陥らない「適正在庫」を
常に維持していくこと


といえます。



なお、在庫管理による正しいコスト削減ノウハウ
具体的な手法、成功事例などは

以下を参考にしてください!!


  >> 利益に直結する正しい経費削減・コスト削減ノウハウ


posted by コスト at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 在庫管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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